鳥海山・月山トレッキングに行こう

2018.12.25

四季折々の自然を感じ、別世界のような美しい景色と出会えることがトレッキングの魅力。
登山愛好家なら誰しもが憧れる日本百名山にも数えられる名峰「鳥海山」「月山」では、日本海と大地が見渡せる眺望、そしてブナ林や可憐な高山植物の群生を心行くまで堪能することができます。自分の足で歩くからこそ、絶景にたどりついたときの感動はまた格別―。
様々なコースがあるので、初めての方もベテランの方も自分のペースで楽しむことができますよ。

※登山の際は、具体的な計画を立て、体調を整えたうえで必要な装備でもって十分に注意しておこなってください。
 また、最寄りの警察や交番には必ず『登山届』を提出し、家族や勤務先にも行先を告げるようにしましょう。

ルートいろいろ

両山ともトレッキングルートの豊富さも自慢。山頂を目指して登る正統派はもちろん、リフトを利用するコースや新緑、紅葉を楽しみながらハイキングができる2時間くらいのコースもあります。
季節を変え、コースを変え、何度でも訪れたいと思う、それが庄内エリアのトレッキングなのです。

頼りになるガイド協会

山を知り尽くしたガイドさん達。自然や歴史を学びながらのトレッキングは、より満足度をあげてくれるはずです。ルートや時間によって料金が異なるので、まずは、お問合せを。

遊佐町鳥海山ガイド https://www.yuzachokai.jp/
月山ガイド協会 http://bussyouike.travel.coocan.jp/gaido.html
月山朝日ガイド https://ga-ga.jp/

鳥海山に登る!

日本海の海抜0メートルから頂上まで一気に立ち上がるとても珍しい山。標高2,236mの高さは、独立峰としては東北1位の高さです。凛とそびえる気高い雰囲気、そして富士山にも例えられる秀麗な姿は今も昔も人々を魅了してやみません。独立峰のため視界はひらけていて、山頂からの眺めは見事!の一言です。
その美しい姿から“出羽富士”と呼ばれ、古くより親しまれてきました。山全体が国定公園に指定されており、その貴重な原生林や高山植物を鑑賞しに毎年たくさんの人が訪れます。個性的な滝やカルデラ湖など、様々な表情が見られるのも特徴。山麓には景勝地や湧水スポットが点在、鳥海ブルーラインはドライブコースとしても人気です。

水筒いらずの山!?

鳥海頂上付近の降水量は、なんと平地の10倍!
山からの雪解け水や地下を通って生成されるミネラルたっぷりの湧水は、山中はもちろん、町中にも点在しています。豊富な水量から「水筒いらずの山」と呼ばれていますが、トレッキングで訪れる際は、危ないですから必ず水筒を持参してくださいね。

鳥海山に向かうには?

鳥海山の登山は、5月~10月にかけて可能です。その中でも6月の終わりから10月のはじめにかけてがオススメの登山時期。
各月で見られる景色が変わるのも登山の醍醐味です。
天候次第ではありますが、運がよければ朝日に照らされた鳥海山のシルエットが海に浮かび上がる「影鳥海」を見ることも!

乗合タクシーのご利用がおすすめ!

シーズンには、酒田駅や遊佐駅から鳥海山の登山口へ向かう乗合タクシーが運行されています。

鳥海山乗合タクシー(酒田第一タクシー)http://www.sakata-no1taxi.co.jp/
鳥海登山エクスプレス(酒田合同自動車)http://sakatagodo.co.jp/

【鳥海山】初級者向け!鳥海湖を目指すコース

吹浦口ルート 鳥海湖コース
【大平登山口】⇒(70分)⇒【清水大神】⇒(50分)⇒【河原宿】⇒(40分)⇒【御浜小屋】⇒(30分)⇒【鳥海湖】

初級者でもトライしやすく、また高山植物の鑑賞を目的にしている人にもおすすめのコース。
登りはじめが最大の難所ですが、ここを越えると丘陵が広がり、眼下の展望も抜群!夏には鳥海湖周辺に「ハクサンイチゲ」や「ニッコウキスゲ」などが咲き乱れ一面花畑に!7~8月頃が見ごろです。

■吹浦口(大平)までの交通アクセス
【車】 
①遊佐駅―(約40分)―吹浦口(大平)
②酒田みなとIC―(約50分)―吹浦口(大平)
③庄内空港―(約1時間)―吹浦口(大平)

【鳥海山】ベテラン向け!山頂への最短ルート

湯ノ台口ルート 山頂コース
【車道終点】⇒(30分)⇒【滝ノ小屋】⇒(60分)⇒【河原宿】⇒(40分)⇒【雪渓】⇒(60分)⇒【伏拝岳】⇒(150分)⇒新山頂上

山頂への最短ルートとして人気のコース。
大雪渓をトラバースしたり、外輪山の尾根沿いの道を上るなど、登山になれた中・上級者向けコースです。
八丁坂から河原宿周辺では高山植物の群生を見ることができ、右手には千蛇谷の展望も楽しめます。

■湯ノ台口までの交通アクセス
【バス】
①酒田駅―(バス約30分)―八幡支所―(ぐるっとバス乗換・約30分)―鳥海山荘―湯ノ台口
①庄内空港―(約35分)―酒田駅―(バス約30分)―八幡支所―(ぐるっとバス乗換・約30分)―鳥海山荘―湯ノ台口
【車】
①酒田駅―(約40分)―湯ノ台口
②酒田みなとIC―(約35分)―湯ノ台口
③庄内空港―(約50分)―湯ノ台口

登山後にぴったりの温泉

登山のあとは、温泉で身体をサッパリさせてはいかがでしょうか。鳥海山付近の温泉施設をご紹介!

鳥海温泉 遊楽里 https://mokkedano.net/spot/30185
湯の台温泉 鳥海山荘 https://mokkedano.net/spot/30138

月山に登る!

羽黒山・湯殿山と並び、東日本最大の山岳信仰の山として知られる、出羽三山の最高峰。
今も白装束の山伏たちが修業する姿が見られる月山には、地元の人はもとより遠方からも多くの登山者や信者が訪れます。

麓のブナ林や点在する湖沼など、トレッキング中に出会える表情豊かな自然も魅力の月山。湿原を散策するコースやリフトを利用するコース、約350種類ともいわれる花々を鑑賞するコースなど、ルートは実に豊富です。
コースによっては、登ってみると比較的なだらかで、トレッキング初心者にも人気!
そして、月山登山の最大の魅力はその眺望にあります。頂上付近にたどり着くと、そこは360度のパノラマ!天気のいい日には雲海と雲海を隔てて鳥海山や朝日連峰まで見渡せることもあり、まるで空に浮かぶ大地のような圧巻の景色が広がります。夏でも残雪があるので至る所で雪渓を見ることができ、その上を歩いて登れるのも月山トレッキングの醍醐味です。

月山に向かうには?

月山は、例年5月~6月にかけて夏スキーができ、6月から10月にかけてがオススメの登山時期です。特に7月~8月は、多彩な高山植物が観察できますよ。

月山8合目に至る県道211号(月山公園線)は、例年10月下旬になると閉鎖し、翌年6月下旬に開通するまで通行ができなくなります。時期は、その年ごとに前後する場合もあるため、要チェックです。

【月山】多彩な高山植物が咲く!花畑ルート

羽黒口ルート 弥陀ヶ原周遊コース(1周 約60分)
【月山8合目駐車場】⇒【弥陀ヶ原】】⇒【月山中ノ宮】⇒【月山8合目駐車場】

月山8合目までは車で楽々アクセス!駐車場からほど近い弥陀ヶ原は傾斜がなだらかな湿地帯で大小さまざまな沼が点在しています。6~8月まではニッコウキスゲ・ミズバショウ・ヒナザクラなどが咲き誇り、お花畑のような景色に!五穀豊穣、縁結びの神として信仰されている中ノ宮にもお参りを。

■羽黒口までの交通アクセス
【バス】
 ①鶴岡駅―(バス1時間30分)―月山8合目
 ②山形駅―(高速バス・2時間)―鶴岡駅(バス乗換え・1時間30分)―月山8合目
【車】
 ①鶴岡駅―(約1時間)―月山8合目
 ②庄内あさひIC―(約50分)―月山8合目
 ③鶴岡IC―(約1時間)―月山8合目
 ④庄内空港―(バス約30分)―鶴岡駅―(バス乗換え・1時間30分)―月山8合目
※月山8合目駐車場は約150台の駐車が可能ですが、登山シーズンは大変混み合いますので、バスもしくは乗り合わせでのお越しをおすすめいたします。
咲き乱れる花々についてもっと知りたいなら月山八合目弥陀ヶ原ガイド

咲き乱れる花々についてもっと知りたいなら月山八合目弥陀ヶ原ガイド

月山周辺には、様々な高山植物が咲き、6月から8月にかけてその最盛期を迎えます。 
高山植物の宝庫である弥陀ヶ原湿原、月山山麓に住み、その自然を知り尽くしたガイドの方のご案内してくださいます! 

期 間 :7月1日(土)~10月上旬(月山閉山まで) 
コ ー ス :約60分コース/約90分コース/約120分コースの3種類 

詳細は、羽黒町観光協会(https://hagurokanko.jp/p28/gassan-guide/

【月山】日本海を望む大パノラマを満喫する

羽黒口ルート 山頂コース(片道約3時間)
【月山8合目駐車場】⇒【弥陀ヶ原】】⇒【月山中ノ宮】⇒(90分)⇒【仏生池小屋】⇒(75分)⇒【月山山頂】

片道約3時間の登山コース。標高1,984mの山頂からの眺望は絶景です!あまりのすばらしさに身体の疲れも一瞬で吹き飛んでしまうでしょう。夏なら神秘的なクロユリやヒナザクラの群落に出会えることも。山頂の月山神社には、海の守護神ともいわれる月読命(つくよみのみこと)が祀られています。

「生まれかわりの旅」として日本遺産にも認定された出羽三山詣でとして、月山の山頂から湯殿山へ縦走する方も。その場合、ガイドによる先達をおすすめいたします。(要予約)食料や装備も準備万端で臨みましょう。

登山にあわせてオススメ

前泊するなら、羽黒山の宿坊もおすすめ。宿坊とは、修験道の聖地として知られる出羽三山への参詣者が、山に入る前に身体と心を清めるための特別なお宿です。精進料理をいただいたり、朝には護摩行を体験できる宿坊も。
羽黒エリアの宿坊について(羽黒町観光協会)https://hagurokanko.jp/facility/syukubou/

さらに登山後には、温泉での入浴がおすすめ!登山で程よく疲れた体に沁みますよ。
月の沢温泉 北月山荘 https://mokkedano.net/spot/30084

鳥海山、月山それぞれ2コースずつのルートをご紹介しましたが、まだまだルートは盛りだくさん。
それぞれご自身にあったものを選んで、鳥海山、月山の登山をお楽しみください。
最後に繰り返しになりますが、備えあれば憂いなし!しっかりと準備したうえで安全に登山をお楽しみください。