ビジネスにも家族連れにも!天然温泉が堪能できる宿泊施設「田田の宿」

2022.03.29

こんにちは、地元ライターの國本です。

庄内エリアの中心部にあたる三川町に位置する「田田の宿」。庄内空港からもほど近く、道の駅庄内みかわ「いろり火の里」にある便利な立地であることから、ビジネスマンを中心に高い人気を誇る宿泊施設です。

今回は、こちらの「田田の宿」に一泊。自慢の天然温泉や地元食材をふんだんに使ったお料理など、「田田の宿」の魅力をレポートします!

(※)2022年2月に取材した内容となります。

「田田の宿」とは?

2000年(平成12年)3月にオープンした「田田の宿」。元々は「昔屋」という和風の宿泊施設でしたが、ホテル形式の宿泊施設を増築し現在の姿になりました。そのため、和室だけでなくシングルやツインの洋室もあり、使用用途や好みによってお部屋のタイプを選ぶことができます。

また、館内は平屋造りで階段がないため、足腰の弱い方や車椅子・ベビーカーの方なども段差を気にせず移動できるのが嬉しいポイント。洗濯機や乾燥機なども完備しているので、長期で宿泊される方にもオススメです。

チェックイン後、早速お部屋へ!

フロントでチェックイン後は、早速お部屋へご案内いただきます。今回宿泊したのは和室タイプのお部屋だったのですが、着いた先には大きな引き戸が。これまであまり見たことのないスタイルで、まるで違う時代にタイムスリップしたかのような感覚になりますね。

引き戸を開けると、広いお部屋が。こちらの和室は基本3名から(※1)宿泊可能なのですが、3名で泊まるには勿体無いほどのスペース。さらに、宿泊だけでなく、会議や宴会などでも使用できるそうですよ。

(※1)週末、連休などの繁忙期の対応。平日など閑散期については1~2名様でもご案内できる場合がありますので、詳しくはお問合せください。

部屋の窓から外の景色を見てみると、日本百名山の一つ・月山がお出迎え!せっかくなので、まずは広縁で月山を眺めながら一息つくことにしました。この日はまだ雪深く月山も真っ白でしたが、季節によって色を変える月山をお部屋からも楽しむことができるなんて贅沢ですね。

地元食材をふんだんに使った選べる夕食に舌鼓

お部屋で一息ついた後は、早速フロント側にある「和食処 なな味」に移動して夕食をいただくことに。この日は個室のお部屋にご案内いただきました。(※2)
今回私がいただいたのは、「庄内旬菜膳(税込4,000円)」。庄内浜で水揚げされた鯛やブリ、庄内豚を始め、地元産の新鮮な食材をふんだんに使ったお料理がところ狭しと並びます。

(※2)個室利用については、2名様からご案内可能です。お部屋の数には限りがありますので、事前にご予約ください。

なな味では、この他にも「なの花御膳(税込2,200円)」など、予算や好みに合わせて夕食のプランを選ぶことができます。お子様向けに、ハンバーグやエビフライ、おにぎりなどがついたお子様ランチ(税込1,000円)のご用意もあるので、小さなお子様連れのお客様はぜひ予約時にお問い合わせください。

いざ、自慢の天然温泉へ!

お腹がいっぱいになったところで、宿泊者専用の温泉へと向かいます。こちらは源泉掛け流しの天然温泉で、泉質はにごり茶褐色の強食塩泉(ナトリウム―塩化物強塩温泉)。お湯は少し熱めの温度なので、寒い冬でも体がポカポカに温まります。宿泊者専用のため浴場はそこまで広くはありませんが、大きな窓からは庭を眺めることができ、開放感があります。
利用時間は16時〜24時と、翌朝5時〜10時まで。チェックインが22時までなので、遅くに到着した方も温泉に浸かって旅の疲れを癒すことができます。

実は田田の宿のイチオシポイントは、隣接する日帰り温泉施設「なの花温泉 田田」も無料で利用できること!
宿泊施設と日帰り温泉はつながっているので浴衣のまま移動することができ、田田の受付で浴衣か部屋の鍵を見せれば何も手続きなく入浴が可能です。田田の売店で売っているものもチェックアウト時に精算できるシステムなので、財布を持ち込む必要もありません。

田田では宿泊者専用の温泉と同じくにごり茶褐色の強食塩泉と、無色透明の食塩泉、異なる2本の源泉を別々に引いています。さらに、岩風呂浴場、石風呂浴場と2種類の浴場があり、これらの浴場は男女日替わりになっているため、チェックインした日と翌日で別々の浴場を楽しめるのが特徴。宿泊者専用の浴場と合わせれば、3種類の浴場を楽しめるので、温泉好きにはたまりません!
ちなみに、チェックアウト時に田田の宿のフロントに伝えれば、チェックアウトした後も日帰り温泉を利用することができるとのこと。これなら朝寝坊をしてチェックアウトがギリギリになってしまっても安心ですね。

ゆっくり休んだ後は、美味しい朝食でエネルギーをチャージ!

温泉で温まってゆっくり寝た翌日、再びなな味にて朝食をいただきました。炊きたての庄内産のつや姫に、ご飯のお供にぴったりの小鉢料理やお味噌汁、漬物なとが並び、朝からついついご飯が進んでしまいます。尚、300円(税込)でご飯とお味噌汁だけをつけることができますので、小さなお子様や少食の方にはこちらもオススメですよ。

リーズナブル、だけど欲張りに庄内旅を満喫したいなら「田田の宿」へ

実際に宿泊してみて驚いたのは、そのコストパフォーマンス。温泉付きで1泊5,485円〜(税込・入湯税込)(※3)、地元産の食材を使った選べる夕食も1,500円(税込)〜と予算や好みに応じて選ぶことができ、リーズナブルながらもしっかりと温泉や庄内の食を楽しむことができました。また、日替わり温泉施設も無料で利用できるため、一泊二日ながら何泊もしたような気分を味わえました。

遠方からいらした方も、近場でちょっと旅行気分を味わいたい地元の方も、是非一度「田田の宿」を訪れてみてくださいね。

(※3)通常料金。このほか、ネット申込限定のプランや、ゴールデンウイーク、お盆、お正月などの繁忙期を除いた期間限定のお得な宿泊プランなどもご用意があります。詳しくは公式サイトをご確認頂くか、田田の宿までお問合せください。
お土産に三川町産の米で造られた地酒はいかが?

お土産に三川町産の米で造られた地酒はいかが?

田田の宿のある三川町では、町内産の米を使った日本酒を限定販売しています。今回ご紹介するのは、幻の米「イ号」を復活させ原料にした生原酒「IGO(イゴウ)」(醸造元:渡會本店)と、山形95号を原料にした純米大吟醸「穂のかおり」(醸造元:オードヴィ庄内)の2種類。どちらも数量限定でなかなか手に入らない逸品ですので、見つけたら是非手に取ってみてください。取り扱い店舗など、詳しくは三川町観光協会(TEL:0235-66-4656)までお問い合わせください。

【施設情報】
施設名:いろり火の里「田田の宿」
住所:〒997-1301山形県東田川郡三川町大字横山字堤172-1
アクセス:庄内空港から車で約10分、東北自動車道鶴岡ICから車で約20分、JR鶴岡駅から車で約15分
電話:0235-66-5300
駐車場:あり(100台)
チェックイン時間:15:00〜22:00(チェックアウト〜10:00)
宿泊料金(税込・入湯税込):
・シングル 5,485円〜(1名利用)
・ツイン 6,585円〜(1名利用)/2名利用5,485円〜(1名あたり料金)
・和室 8,235円〜(1名利用)/2名以上利用5,485円〜(1名あたり)
・小学生 4,235円〜(1名あたり)
※全部屋タイプ共通。小学生の和室・ツインルームのお一人での宿泊はできません。

<ライター紹介>

地元ライター:國本 美鈴(くにもと みすず)
埼玉県深谷市出身。早稲田大学国際教養学部卒業後、都内の情報・通信系企業にて新規事業立ち上げやメディアの編成・PR等を担当したのち、2019年7月〜庄内に移住。現在、庄内町地域起こし協力隊観光PR担当として、イベントの企画やSNS等を活用した地域の情報発信などを行うほか、北庄内地域通訳案内士の資格も持つ。これまで訪問した国は45カ国という大の旅好き。庄内の魅力を県内外、そして海外の人にも発信すべく奮闘中!

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