出羽三山 正式参拝コース 2泊3日

2泊3日コース 徒歩

【月山の山開きは、例年7月1日です】

2泊3日で出羽三山を参拝します。1日目は羽黒山三神合祭殿に詣で、夜は羽黒山伏が伝承した精進料理を味わえる羽黒山斎館に宿泊します。2日目はバスで約1時間の月山八合目弥陀ヶ原を経て山頂の月山神社本宮に参り下山、湯殿山参籠所に宿泊します。最終日の3日目は湯殿山神社にゆっくり詣でておわります。

※登山靴、防寒具、レインコートなどの登山装備が必要です。アクシデントに備えての食料や水なども必ず用意しましょう。
※例年7月下旬頃まで積雪があるため、雪山登山用の装備が必要となります。
月山ガイド協会(月山頂上から湯殿山縦走ガイド)
 特に月山から湯殿山の縦走は、月山ガイド協会のガイドをご検討ください。月山ガイド協会が紹介するガイドは、全て日本山岳ガイド協会認定ガイドです。
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鶴岡駅からバスで40分

1

羽黒山

出羽三山の神々を祀る森厳のお山

羽黒山・湯殿山・月山の出羽三山は、全国有数の修験の山として知られています。
その中で羽黒山(標高414m)には、三山の神を合祭した出羽神社の社殿・三山合祭殿が山頂にあります。
参道には国宝五重塔があり、2,446段の石段と杉並木が続き、神聖な雰囲気を漂わせています。

徒歩で1時間

2

出羽三山神社 羽黒山三神合祭殿

出羽三山の神々を祀る国指定重要文化財

羽黒山頂に建つ三神合祭殿は、月山、羽黒山、湯殿山の三神を祀っています。月山は死後の安楽を祈る山(過去)、羽黒山は現世の幸せを祈る山(現在)、湯殿山は生まれ変わりを祈る山(未来)とされています。
冬は、月山、湯殿山には積雪で登拝できないため、羽黒山に三神を祀ると伝えられ、11月以降は出羽三山において唯一参拝可能な場所となっています。

本殿は、中世の構造を残した貴重な茅葺木造建築で、厚さ2.1mの萱葺の屋根や総漆塗の内部などは見ごたえ十分。
重なる火災に見舞われ、現在の社殿は文政元年(1818年)に再建したもの。
前方の鏡池は、神秘の御池として古来より多くの信仰を集め、羽黒信仰の中心でもあった。本殿前の「御手洗池(みたらしいけ)」は、平安時代から銅鏡が奉納されていることから、「鏡池(かがみいけ)」とも呼ばれています。

丑年は出羽三山の御縁年、卯歳は月山の御縁年です。御縁年に参拝すると、12年分のご利益があるといわれています。

<行程>
羽黒山駐車場より山伏案内 → 三神合祭殿にて団体祈祷(昇殿札授与・御神酒拝戴) → 歴史博物館(自由拝観・冬期間除く) → 羽黒山駐車場

【国宝羽黒山五重塔 杮葺き屋根改修工事のお知らせ】
下記工事期間は、五重塔が見学できませんのでご了承ください。
・工事期間:2023年5月8日(月)~2025年春頃
 (冬期間は足場が外されますので見学可能です。)

・お問合せ:出羽三山神社(0235-62-2355)



徒歩で5分

3

羽黒山斎館

羽黒山伏が伝承した精進料理を味わえる

元「華藏院」で山伏の住した遺構として今に残る唯一の建物。
食事と宿泊ができ、旬の山菜やきのこを素材にした精進料理を味わえます。(完全予約制)
いにしえより三山の各参籠所で出される精進料理。
「奥の細道」行脚で出羽三山を訪れた俳聖芭蕉も、精進料理や麦切りでもてなされました。
出羽三山で採れる旬の山菜やきのこを素材に、この山独特の料理に新たなメニューを加えた絶妙の味わい。
神秘的な静寂に包まれた参籠所でいただくお食事は格別の趣があります

斎館宿泊、翌朝 バスで1時間

4

月山八合目 弥陀ヶ原

天空の楽園と紹介される高山植物の宝庫

月山山頂神社本宮は2023年9月4日で閉所しました。

月山は八合目まで車で行くことができ比較的楽に数多くの高山植物を観賞できる事でも人気の弥陀ヶ原。
ニッコウキスゲやミズバショウなど130種類以上の可憐な花が咲き誇る、日本でも有数の高山植物の宝庫です。
標高1,400m付近のなだらかな湿原を整備された木道で一周約60分ほどの空中の自然散策を楽しめます。

※木歩道上での傘差しは禁止ですので雨具の準備をお願いします。
※木歩道は滑りやすい場合もあり、転倒や踏み外しの危険もありますのでヒール、革靴、サンダルではなく、スニーカーやトレッキングシューズの着用をお願い致します。
※土日祝日は、月山八合目へ向かう道路(県道月山公園線)が大変混み合いますので、なるべく公共交通機関をご利用ください。

月山弥陀ヶ原へ至る県道月山公園線の渋滞見込み(土日祝日、晴天の日の午前)
月山登山のシーズン到来!【登山にあたっての注意事項】

徒歩で3時間

5

月山神社

死者を祀る霊山に参り、現世を知る

月山は、羽黒山・湯殿山とともに出羽三山をなし、修験道の聖地として信仰を集めています。
山頂に鎮座する月山神社は、近代社格制度における東北で唯一の旧官幣大社であり、守護神、月読命が祀られています。

また、古くから兎は月山神のお使い、月の精とされ、悪運から逃れる力があると伝えられています。
卯歳は月山の御縁年であり、御縁年に参拝すると12年分のご利益があるとされています。

月山山頂からの眺めは、庄内平野はもちろん、鳥海山、朝日飯豊連峰、遠く岩木山、八幡平までも望むことができる絶景です。
さらには広大な区域が磐梯朝日国立公園の特別区域に指定されており、そこには庄内町の花クロユリや、本州では月山と尾瀬にしか自生していないオゼコウホネなど、希少な高山植物があちこちに咲いています。
かつて松尾芭蕉が月山に登ったときには、「雲の峯いくつ崩れて月の山」という句を詠みました。



※登山靴、防寒具、レインコートなどの登山装備が必要です。アクシデントに備えての食料や水なども必ず用意しましょう。
※例年7月下旬頃まで積雪があるため、雪山登山用の装備が必要となります。
月山ガイド協会は、八合目から頂上までの往復のガイドを依頼できます。

月山登山のシーズン到来!【登山にあたっての注意事項】

徒歩で2時間30分

6

湯殿山

出羽三山の奥の院 神秘が息づく行の山

湯殿山は標高1,504mで月山に連なり、伊勢・熊野と並ぶ三大霊場のひとつです。
その北側中腹、梵字川の侵食によってできた峡谷中には、五穀豊穣・家内安全の守り神として崇敬される湯殿山神社本宮があります。
出羽三山の奥の院とも呼ばれ、月山・羽黒山で修行をした行者がここで仏の境地に至るとされています。
湯殿山本宮前が月山への登山口(湯殿山口)で、装束場(施薬小屋)までは急な岩坂、鉄はしごと続き、まさに修験場と呼ぶにふさわしい月山登山ルートです。
※開山期間は、積雪のため6月1日より11月上旬頃までとなります。(積雪期は閉山)
月山ガイド協会(月山頂上から湯殿山縦走ガイド)
 月山から湯殿山の縦走は、月山ガイド協会のガイドをご検討ください。月山ガイド協会が紹介するガイドは、全て日本山岳ガイド協会認定ガイドです。

湯殿山参籠所宿泊、翌朝 徒歩で30分

7

湯殿山神社

出羽三山の奥の院 神秘が息づく行の山

「語るなかれ」「聞くなかれ」修験道の霊地・湯殿山は、標高1,504m、月山南西山腹に連なる なだらかな稜線の山。
出羽三山の奥宮とされる湯殿山神社本宮は、写真撮影禁止、参拝は土足厳禁という厳しい戒めで知られる神社。
湯殿山神社には社殿がなく、ご神体は熱湯の湧き出る茶褐色の巨大な霊巌です。
江戸時代には、西の伊勢参りに対して、東の奥参りと称して、両方をお参りすることが「人生儀礼」の一つとされ全国からの参拝者で賑わいました。
※開山期間は、積雪のため6月1日より11月3日頃までとなります。
(積雪期は閉山、湯殿山開山祭/6月1日)

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